
坪内逍遙(1859―1935)は、早稲田大学で長く教鞭を執った英文学者で、翻訳だけでなく歌舞伎劇の創作や俳優の養成などさまざまな面で近代演劇の発展に寄与しました。 2028 年に 100 周年を迎えるエンパクは、古今東西のあらゆる演劇の資料を集めるという坪内逍遙の理念のもと、その範疇を映画やテレビなどにも広げながら、国内外の多種多様な資料を収集してきました。
さて、2025年は昭和元年から数えて「昭和100年」にあたります。今回の企画展では、エンパクの膨大なコレクションから、その時代を彩った演劇や映画のポスターを展示することで、「昭和」の文化や風俗を振り返るとともに、今なお色あせないグラフィックデザインの魅力をご紹介します。また、エンパクの活動を広く知っていただくために、坪内逍遙愛用の帽子やかばん、明治時代に河鍋暁斎が描いた「妖怪引幕」(複製パネル)など、エンパクの代表的なコレクションも展示します。
会期:2025年6月24日(火)〜2026年1月18日(日)
開館時間:9:00-16:30
休館日:月曜(休日の場合は翌日)・年末年始(12/28~1/3)
会場:本庄早稲田の杜ミュージアム 展示室
入館無料
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
共催:早稲田大学文化推進部文化企画課
※日程は都合により変更する場合がありますので、
最新情報は本庄早稲田の杜ミュージアムホームページをご確認の上ご来場ください。
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日時:2025年6月28日(土)~ 6月29日(日)
会場:本庄早稲田の杜ミュージアム
対象:どなたでも
参加無料

展示会場:本庄早稲田の杜ミュージアム