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第88回逍遙祭「坪内逍遙と市島春城 ―逍遙宛春城の書簡から―」

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坪内逍遙
 

坪内逍遙・市島春城・高田早苗の三人は、明治11年(1878)に東京大学文学部政治学科に進学し共に学んだ後、早稲田大学の運営に力を尽くし、その交遊は終生変わらなかった。
市島春城は逍遙との思い出を随筆に数多く記しているが、今春新たに翻刻掲載された春城の逍遙宛書簡80通から二人の交遊を具体的に読み取ることが出来る。その中から、興味深いエピソードを紹介し、改めて逍遙の活動に春城が果たした役割を考えてみたい。


日時:2025年7月4日(金)18:30~20:00(開場18:00)
会場:小野記念講堂
講師:松山 薫(早稲田大学演劇博物館招聘研究員・元財団法人逍遙協会理事)

講師プロフィール
早稲田大学第一文学部美術史学科卒業後、1974年から早稲田大学演劇博物館学芸員として、展示・資料収集・編集等を担当、1999年から2016年まで早稲田大学図書館員として勤務。教育学部にて非常勤講師として博物館関連授業を担当した。『坪内逍遙書簡集』(逍遙協会編 早稲田大学出版部刊2013)の翻刻・校訂、演劇博物館所蔵「三村竹清日記」の翻刻(三村竹清日記研究会として『演劇研究』に33年にわたり連載中)、早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点における研究の一環として、「坪内逍遙宛諸家書簡」の整理及び翻刻研究と「坪内逍遙作上演劇材料貼込帖」のデジタル公開作業に携わる。編著書に『坪内逍遙序文集』(逍遙協会刊2007 共編)等がある。

定員:200人
※要事前予約・定員を超えた場合は抽選
参加無料
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
申込み期間:2025年6月4日(水)12:00~6月25日(水)12:00
結果発表:6月27日(金)


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プログラム(予定)

▼ 【講演】
|松山 薫
  


市島春城・高田早苗・坪内逍遙 熱海双柿舎庭内にて 大正13年1月
(逍遙旧蔵アルバムより)

 

會津八一・市島春城・坪内逍遙・セン夫人 双柿舎玄関にて 大正12年1月
 

逍遙宛市島春城書簡 大正12年1月22日
(演劇博物館所蔵)

 


 

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