会場:演劇博物館企画展示室Ⅱ
入館無料
共催:チェコセンター
協力:プラハ国立博物館演劇研究室
後援:駐日チェコ共和国大使館
プラハ国立博物館演劇研究室の世界でも有数の舞台美術コレクションから、チェコアヴァンギャルド演劇の魅力あふれるデッサン画がやってきました。芸術が目に見えるままの姿の模倣を離れて自由に飛躍し、どんどん新しい形を得ていった20世紀初頭。チェコ演劇においてはアール・ヌーヴォー、アール・デコ、キュビズム、構成主義、表現主義、プリミティヴィズムといった世界の芸術の流れと連動しつつ、《チェコらしさ》を強烈にアピールする作品がつぎつぎに生み出されていきました。今回の展示では、1920~30年代の舞台美術、特に演劇とオペラのための衣装デッサンから、同時代のチェコの多彩な芸術の姿を振り返ります。絵画と演劇、二つのジャンルを横断しつつ人間の想像力に強く訴えかける、本邦初公開の衣装デッサン50点。ヨゼフ・チャペックやベドジヒ・フォイエルシュタインらチェコの巨匠たちが手掛けたこれらの衣装図は、美術作品としても衣装の下絵としても、今もその輝きを失っていません。