enpaku 早稲田大学演劇博物館

イベント

早稲田大学演劇博物館・文学座共催シンポジウム

日本物(和物)の芝居の継承とこれからの文学座 ー百周年に向けてー

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登壇者:新橋耐子(文学座俳優)、山本郁子(文学座俳優)、大笹吉雄(演劇評論家)
司会:児玉竜一(演劇博物館副館長)


今年創立80周年を迎える文学座にとって、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』『華岡青洲の妻』『怪談牡丹燈籠』など、杉村春子、加藤武、北村和夫、太地喜和子といった俳優たちや戌井市郎という演出家とともに創り上げてきた日本物(和物)の芝居は大きな柱のひとつ。
文学座公演『食いしん坊万歳!』で第42回菊田一夫演劇賞を受賞した新橋耐子氏と、文学座公演『越前竹人形』、文学座アトリエの会『舵』で第24回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した山本郁子氏を迎え、和物の芝居の役づくりの秘密や所作について、伝統を引き継ぐための課題などをめぐって、演劇評論家の大笹吉雄氏とともに語り合っていただきます。


日時:2017年12月6日(水)15:00-16:30(14:30 開場)
会場:早稲田大学小野記念講堂
定員:200人 ※要事前予約・定員を超えた場合抽選
参加無料
お申し込み:11月1日(水)10:00よりウェブサイトにて受付開始
応募締め切り:11月17日(金)17:00
抽選結果のお知らせ:11月22日(水)

応募期間は終了しました

主催:早稲田大学演劇博物館、新宿から文化を国際発信する演劇博物館実行委員会
共催:文学座
助成:bunkacho27平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業

【注】ご参加にあたっては、こちら(FAQリンク)をお読みください。

 
 

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※写真をクリックするとイベントレポートをご覧いただけます。

 
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『女の一生』(2016年 文学座)左から上川路啓志、山本郁子 撮影:宮川舞子
 
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新橋耐子(しんばし たいこ)
東京・神田生まれ。俳優座養成所を経て、文学座付属演劇研究所入所。1971年座員となる。初舞台の『女の一生』以来文学座の代表的作品『にごりえ』『華岡青洲の妻』など多数出演、『怪談 牡丹燈籠』『ふるあめりかに袖はぬらさじ』では杉村春子の当たり役を引き継ぐ。こまつ座の旗揚げ公演『頭痛肩こり樋口一葉』の花蛍役を通算で500回以上演じる。『元禄港歌-千年の恋の森-』(Bunkamura)など外部出演も多数。
昭和52年度 第12回紀伊國屋演劇賞個人賞(『雨』『山吹』)、平成6年度 第2回読売演劇大賞優秀女優賞。(『頭痛肩こり樋口一葉』)、平成28年度 第42回菊田一夫演劇賞(『食いしん坊万歳!』) 。

 
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山本郁子(やまもと いくこ)
新潟県生まれ。1987年文学座付属演劇研究所入所。1992年座員となる。初舞台の『好色一代女』以来、『十二夜』『好色一代男』『華岡青洲の妻』『ゆれる車の音』『くにこ』(以上、本公演)『グリークス』『みみず』『ぬけがら』『NASZA KLASA-ナシャクラサ-私たちは共に学んだ』(以上、アトリエ)など文学座の舞台にコンスタントに立つ。『きらめく星座』『イーハトーボの劇列車』『頭痛肩こり樋口一葉』(以上、こまつ座)『ミツコ』『新・乾いて候』(以上、松竹)など外部出演の機会も多い。2016年より『女の一生』で布引けい役を演じている。平成29年度 第24回読売演劇大賞優秀女優賞 (『越前竹人形』『舵』)。

 
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大笹吉雄(おおざさ よしお)
演劇評論家。1941年大阪府生まれ。今治市で育つ。早稲田大学文学部卒。出版社を退社後、演劇評論活動を始める。著書に1985年『日本現代演劇史』全8巻(サントリー学芸賞)、1991年『花顔の人 花柳章太郎伝』(大沸次郎賞)、2007年『女優二代 鈴木光枝と佐々木愛』(読売文学賞)、2010年『新日本現代演劇史』全5巻(河竹賞)、2013年『最後の岸田國士論』(芸術選奨文部科学大臣賞)など多数。今秋、『日本新劇全史』(全3巻)の刊行を開始。

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