enpaku 早稲田大学演劇博物館

シンポジウム

国際シンポジウム

不可能への挑戦 形のないアートを保存する ー博物館におけるパフォーミングアーツとメディアアーツのアーカイブと展示を巡ってー

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Challenging Impossibility: The Preservation of Intangible Arts
Archiving and Exhibiting Performing and Media Arts at the Museum

近年、博物館では、パフォーミングアーツやメディアアーツの分野におけるオリジナルの作品の保存方法が問題になっています。パフォーミングアーツは、上演作品そのものを保存することが難しく、関連資料を収集することで保存を行っています。メディアアーツでは、テクノロジーの発展にともない、古い機器で製作された作品が再現・展示できない状況が生じています。
こうした状況を踏まえ、本シンポジウムでは、国内外の博物館などから専門家をお招きし、保存の困難なアートをどのようにアーカイブし、展示していくかについて検討していきます。

日時:2018年2月22日(木)17:30-19:30(17:00 開場)
会場:早稲田大学 国際会議場 第一会議室
※早稲田大学構内は、入学試験期間中のため立ち入りができません。チラシに記載されたルートを参考にお越しいただきますよう、お願いいたします。
定員:90人 ※要事前予約・先着順  
参加無料
日英同時通訳付
【定員に達したため申込受付を終了しました】

主催:早稲田大学演劇博物館、新宿から文化を国際発信する演劇博物館実行委員会
助成:bunkacho27平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
後援:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点 ※成果報告発信
協力:テキサス大学オースティン校ハリーランサムセンター、ヴィクトリア&アルバート博物館、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

※ご参加にあたっては、こちら(FAQリンク)をお読みください。

当日の模様

 

※クリックするとPDFファイルをご覧いただけます
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 プログラム

司会 岡室 美奈子(早稲田大学演劇博物館 館長)

17:30 第一部 各館における取組みについて ―発表―
First Part: How Does Each Museum Archive and Exhibit Performing and Media Arts?

エリック コリアリー Eric Colleary
テキサス大学オースティン校ハリーランサムセンター 演劇&パフォーミングアーツ・キュレーター
Cline Curator of Theatre and Performing Arts, Harry Ransom Center, University of Texas at Austin
「パフォーマンスを保存する ―演劇をアーカイブするためのストラテジー―」

ラモーナ・ルイジェフスキ Ramona Riedzewski
ヴィクトリア&アルバート博物館 演劇・パフォーマンス部門収蔵品管理部長
Head of Collections Management, Department of Theatre and Performance, Victoria and Albert Museum
「ショーは続いていかなければならない ―21世紀におけるヴィクトリア&アルバート博物館でのパフォーミングアーツの収集と文書化―」

畠中 実 Minoru Hatanaka
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員
「ICCの映像アーカイヴ「HIVE」と展開可能性について」

土屋 紳一 Shinichi Tsuchiya
早稲田大学演劇博物館 デジタル・アーキビスト
「演劇アーカイブを補完するデータキュレーション」

18:40 休憩

18:50 第二部 アーカイブの未来について ―パネルディスカッション―
Second Part: The Future of the Performing and Media Arts Archives

19:30 終了

※プログラムの一部を変更することがあります。ご了承ください。

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テキサス大学オースティン校 ハリーランサムセンター Harry Ransom Center(米)
テキサス大学オースティン校にある人文科学図書館・博物館。センターには、アメリカやイギリスの演劇、ダンス、オペラに関する様々な資料(原稿、衣装、模型、ポスター、写真ほか)を収蔵。また、アメリカの演劇を代表するテネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラー、リリアン・ヘルマン、アドリアンヌ・ケネディなどの主要な演劇人のアーカイブが用意されている。

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エリック コリアリー Eric Colleary
テキサス大学オースティン校ハリーランサムセンター 演劇&パフォーミングアーツ・キュレーター
Cline Curator of Theatre and Performing Arts, Harry Ransom Center, University of Texas at Austin



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ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albert Museum(英)
芸術とデザインに関する世界屈指の博物館で、陶磁器、家具、衣装類、ガラス細工、宝石など、3000年余りにおよぶ世界文明の遺物を収蔵。V&Aの演劇とパフォーマンスのコレクションには、イギリスのパフォーミングアーツの最近の実践とあらゆる歴史が記録されている。また、そのアーカイブには、主要な演劇、劇団、20世紀の舞台美術家、俳優、演出家などが収められている。

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ラモーナ・ルイジェフスキ Ramona Riedzewski
ヴィクトリア&アルバート博物館 演劇・パフォーマンス部門収蔵品管理部長
Head of Collections Management, Department of Theatre and Performance, Victoria and Albert Museum



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NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] NTT InterCommunication Center [ICC]
ICCは、「コミュニケーション」をテーマとして科学技術と芸術文化の対話を促進し、豊かな未来社会を構想することを目指して活動するNTT東日本が運営する文化施設。所蔵するヴィデオ・アート作品、アーティストや科学者等のインタヴュー、過去の展示などを、館内に設置された視聴端末や、ウェブサイトで視聴可能な映像アーカイヴ「HIVE」を公開している。

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畠中 実 Minoru Hatanaka
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 主任学芸員



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早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館 the Tsubouchi Memorial Theatre Museum
2018年に90周年を迎える早稲田大学演劇博物館は、1997年の浮世絵データベース構築をきっかけに、20年以上にわたり演劇資料を中心としたデータベース化と一般公開の拡充を続けてきた。役者絵は世界最多の公開数を誇り、台本、番付、上演記録、舞台衣裳など多種多様であり、近年では3Dデータをブラウザ上で閲覧可能とするなど、新技術にも取り組んでいる。

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土屋 紳一 Shinichi Tsuchiya
早稲田大学演劇博物館 デジタル・アーキビスト

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