enpaku 早稲田大学演劇博物館

イベント

早稲田大学演劇博物館開館90周年記念座談会

演劇博物館のこれまで、そしてこれから

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演劇博物館開館式(1928年)
演劇博物館は2018年10月27日に開館90周年を迎えます。1928年に坪内逍遙によって創立されて以来、アジアで唯一の演劇専門総合館として、古今東西の演劇資料の収集・保存・展示を行い、演劇・映像文化の普及と発展に貢献してまいりました。近年では、浮世絵などの資料のデジタル化とインターネット上でのアーカイブの公開、演劇研究の拠点としての研究活動のサポート、様々な助成プログラムを活用した講演や上映会実施による演劇文化の普及活動や地域振興など、演劇博物館はますます多様な役割を担う存在へと進化しています。
記念すべき90周年を祝し、演劇博物館のこれまでの歩みとこれからのあり方をテーマに、歴代館長による座談会を開催します。それぞれの館長の思いに寄り添い変貌を遂げてきた演劇博物館。―エンパクのアニバーサリーイベントにぜひ足をお運びください!


ー 内 容 ー
前半 歴代館長と演劇博物館の歩み(聞き手:岡室美奈子)
後半 これからの演劇博物館(座談会)

日時:2018年11月9日(金)13:30-15:00(予定)(13:00 開場)
会場:早稲田大学小野記念講堂
登壇者:鳥越文蔵(演劇博物館 第5代館長)、伊藤洋(演劇博物館 第6代館長)、竹本幹夫(演劇博物館 第7代館長)、岡室美奈子(演劇博物館 現館長)
定員:200人 ※要事前申込・先着順
参加無料
【応募期間は終了しました】

 
 

 
 
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鳥越文蔵
演劇博物館第5代館長(1988-1999年)
早稲田大学名誉教授。1992年に『元禄歌舞伎攷』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年、紫綬褒章受章。歌舞伎学会初代会長。専門は近松門左衛門、元禄歌舞伎を中心に、浄瑠璃、歌舞伎などの日本演劇。『梅若実日記』の編纂や古浄瑠璃正本「越後国柏崎 弘知法印御伝記」の発見でも知られる。

 
 
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伊藤洋
演劇博物館第6代館長(1999-2004年)
早稲田大学名誉教授。パリ大学文学博士。フランス演劇を専門とし、主要著訳書に『宮廷バレエとバロック劇 フランス一七世紀』(早稲田大学出版部2004)、17世紀フランス演劇研究会編『フランス17世紀演劇事典』(共監修、中央公論新社2011)『コメディ=フランセーズ』(白水社1995)他。

 
 
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竹本幹夫
演劇博物館第7代館長(2004-2013年)
早稲田大学教授。博士(文学)。専門は日本中世文学、とくに能。1979年に日本古典文学会賞受賞。2002年に復元上演「秀吉の見た『卒塔婆小町』」。元21世紀COEプログラム「演劇の総合的研究と演劇学の確立」等拠点リーダー。主著に『観阿弥・世阿弥時代の能楽』(明治書院1999)、『風姿花伝・三道』(角川書店2009)他。

 
 
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岡室美奈子
演劇博物館第8代館長(2013年-)
早稲田大学文学学術院教授。専門はサミュエル・ベケット研究、テレビドラマ論、現代演劇論など。共編著に『日本戯曲大事典』(白水社)、『60年代演劇再考』、『サミュエル・ベケット!――これからの批評』(ともに水声社)、訳書に『新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム』(白水社)など。公益財団法人放送番組センター理事、フジテレビ番組審議委員などを務める。

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