
ティム・キャロル演出『十二夜』(2012) / Twelfth Night directed by Tim Carroll (2012)©Amberly Valentine, 2012
「グローブ座ー現代に甦ったシェイクスピア劇場ー」展演劇講座では、グローブ座の再建運動に長年関わった荒井良雄先生(駒澤大学名誉教授)をお招きします。
講座では、荒井先生によるグローブ座再建に関するトーク、16世紀末から17世紀初頭に大衆劇場で行われた上演を彷彿とさせるような朗読、ワークショップをお楽しみいただけます。顕現祭(クリスマスから数えて十二日目にあたるため、「十二夜」とも呼ばれる。キリスト教では、一連のクリスマスの祝いの最後とされる。)に近い1月8日に開催するため、朗読およびワークショップでは、1601年の顕現祭でエリザベス1世の前で初演されたとも伝えられる『十二夜』よりいくつかの場面を取り上げます。この作品は、演劇博物館とも縁が深く、1928年10月27日の演劇博物館開館を記念して創設した劇団地球座第1回公演として1928年6月に本邦初演されました。地球座を率いていた加藤長治は、坪内逍遙よりシェイクスピア劇を学んだ人物です。
日時:2013年1月8日(火)12:10-
会場:早稲田大学演劇博物館正面舞台
参加無料・予約不要
第一部
荒井良雄先生によるミニ・トーク
第二部
『十二夜』(坪内逍遙訳)の朗読
出演:荒井良雄(元近代劇場 近代座俳優・演出家、日英朗読家、駒澤大学名誉教授)、久野壱弘(近代座出身の俳優)、佐藤昇(近代座、シェイクスピア・シアターを経てグローブ文芸朗読会主宰)他
第三部
『十二夜』ワークショップ(希望者のみ参加・見学のみも可)
※当日は暖かい服装でお越しください