米国のLGBT運動において重要な転機となったストーンウォール暴動から50周年を迎える2019年。演劇博物館では今年1月に開催した国際シンポジウム「クィアな記憶を発掘する」に引き続き、ジェンダーとセクシュアリティをテーマにした講座企画を開催します。本企画では、YouTuberとしても活躍するマサキチトセ氏と早稲田大学GSセンターから大賀一樹氏をお招きし、セクシャルマイノリティをめぐる社会言説や「博物館/美術館と多様な性」についてお話しいただきます。
日時:2019年7月15日(月・祝)14:30-17:00(14:00 開場)
会場:早稲田大学 小野記念講堂
登壇者:マサキチトセ(ライター)、大賀一樹(早稲田大学GSセンター専門職員)
司会:久保豊(早稲田大学演劇博物館助教)
定員:200人
参加無料・予約不要
主催:早稲田大学演劇博物館、新宿から発信する「国際演劇都市TOKYO」プロジェクト実行委員会
助成: 平成31年度 文化庁 地域の博物館を中核としたクラスター形成事業
協力:早稲田大学GSセンター
※イベントは記録および広報のため写真・動画撮影を行い、後日ホームページや広報誌等での掲載を予定していますので、予めご了承ください。
※文字通訳、手話通訳、場内誘導、座席、お子様連れでの参加等をご希望の方は、7月1日(月)までにメールにてご希望の内容をお知らせください。ご相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。
E-mail:[email protected]
14:30 開会
14:40 講演
大賀一樹(早稲田大学GSセンター専門職員)
|早稲田大学におけるGSセンターの取り組みについて
― 学生支援部署におけるセクシュアルマイノリティ学生支援の現場からみえてきたこと ―
マサキチトセ ライター
|「ということになっている」社会の息苦しさ(仮)
16:05 休憩
16:15 クロストーク
16:45 Q&A
17:00 閉会
※プログラムの一部を変更することがあります。ご了承ください。
マサキチトセ
1985年生まれ。栃木県足利市出身、ニュージーランドとアメリカを経て現在は群馬県館林市在住。趣味はイラストと音楽制作。2011年にシカゴ大学大学院社会科学修士課程を中退。以降ジェンダー・セクシュアリティを中心に執筆や講演など評論活動をしている。LGBT運動と排外主義のかかわり、資本主義とLGBT、貧困二世・三世のLGBT/クィア、性的欲望に関する社会的言説の歴史、セックスワーカーの権利と尊厳などに特に関心がある。
大賀一樹(たいが・かずき)
1988年、島根県生まれ。公認心理師、臨床心理士。幼少期に性別違和を覚え、20歳の時に「Xジェンダー」というセクシュアリティを認識する。大学院の修士課程にて「ジェンダー・アイデンティティ」の研究を行いながら、厚労省補助金事業「よりそいホットライン」にて「性別や同性愛」に関する相談窓口で5年従事。現職は、東京都公立学校スクールカウンセラー、早稲田大学GSセンターほかNPO法人理事等多数。