聞き手:冬木ひろみ(早稲田大学文学学術院教授)
日時:2014年7月2日(水)16:30-18:00(16:00 開場)
会場:小野記念講堂
定員:200名
参加無料・予約不要
文学座では、現在シェイクスピア生誕450年を記念した公演が毎月行われていますが、その開幕を飾る『尺には尺を』で見事な演出をされたのが鵜山仁氏です。鵜山氏は、これまで外部の演出も含め、多くのシェイクスピア劇の演出を手がけ、どれも緻密な言葉の解釈と独特の演出で高い評価を得ています。この対談では、シェイクスピアを演出することは他の劇とどのように異なるのか、またシェイクスピア劇の世界をどのように見ているのかなど、舞台写真もお見せしながら、演出家ならではのお話をじっくり伺ってみたいと思います。
<鵜山仁氏プロフィール>
慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。
舞台芸術学院を経て文学座附属演劇研究所に入所(17期)/1982年、座員に昇格。
ウィット溢れる演出術で俳優の意外な一面を引き出す手腕と、言葉から着想される
膨大なイメージをあらゆる表現・素材を使って劇空間に現出させる力に定評がある。
2004年、第11回読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞を受賞。その後も休む間も無
く傑作を生み出し続ける。2007年6月~2010年8月、新国立劇場の第四代演劇芸術監
督を務める。
主な代表作に『グリークス』(第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)(文学座)、
『コペンハーゲン』(新国立劇場/第9回読売演劇大賞優秀演出家賞)
『父と暮せば』『円生と志ん生』(以上こまつ座)
『ヘンリー六世』(新国立劇場/第17回読売演劇大賞最優秀演出家賞、最優秀作品賞)、
『尺には尺を』(文学座)など。またオペラやミュージカルなどの演出も手懸ける。