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演劇に表現される戦争へのまなざし、問いかける言葉たち――。
第二次世界大戦の終結から80年、いまだ私たちは戦争が脳裏をかすめる時代に生きている。
「戦争という現実を前に、芸術は何ができるのか」。
この普遍的な問いに答える糸口を見出すべく、11人の研究者、ジャーナリストらが日本演劇における戦争表象のありようを捉え直す。
早稲田大学演劇博物館2025年度春季企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか――戦後80年の演劇から」(会期:2025年5月12日―8月3日)に合わせて刊行!
第二次世界大戦の終結から80年、いまだ私たちは戦争が脳裏をかすめる時代に生きている。
「戦争という現実を前に、芸術は何ができるのか」。
この普遍的な問いに答える糸口を見出すべく、11人の研究者、ジャーナリストらが日本演劇における戦争表象のありようを捉え直す。
早稲田大学演劇博物館2025年度春季企画展「演劇は戦争体験を語り得るのか――戦後80年の演劇から」(会期:2025年5月12日―8月3日)に合わせて刊行!
編著:近藤つぐみ
発行者:須賀晃一
監修:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
発行:早稲田大学出版部
仕様:B5判・並製・カバー装・186頁
予価:本体 2,800円+税
※こちらの関連書籍は早稲田大学出版部より刊行されています。
= 目 次 =
序―演劇のなかの戦争、アーカイヴのなかの演劇 近藤つぐみ
第1部 戦争当事者世代の劇作家たち
- 1│三好十郎と〈戦争〉——なぜ三好戯曲は上演され続けるのか 後藤隆基
- 2│菊田一夫の『ひめゆりの塔』
- ——宝塚と菊田の戦争協力と「贖罪」 松本俊樹
- 3│福田善之の戦後派焼跡演劇と焼跡音楽劇 高橋宏幸
第2部 焼け跡世代の劇作家たち
- 4│別役実と原爆/戦争/天皇 岡室美奈子
- 5│戦争は知らない——焼け跡世代の劇作家が描く戦争 矢内有紗
- 6│原爆を扱った井上ひさし作品における「言葉」と「再生」
- ——『父と暮せば』『少年口伝隊一九四五』を題材に 稲山 玲
第3部 2000年代以降の演劇と戦争
- 7│ フィクションの力を借りて加害者の顔に光をあて、本当の始まりを探す 徳永京子
- 8│ 日本の現代演劇における想起/忘却のポリティクス
- ——あるいは戦争の記憶とツアー・パフォーマンスをめぐる一試論 関根 遼
- 9│軽さと重さの反転——書かれた物語としての『ライカムで待っとく』 近藤つぐみ
第4部 日本の演劇界と戦争の距離
- 10│劇作家は戦争とどう向き合ったか
- ——戦後演劇から野田秀樹へ 内田洋一
- 11│鑑賞行為の猥褻さを超えて
- ——現代演劇における戦争の表象と距離 關 智子
結びにかえて——「戦争体験」から「戦争演劇」まで 児玉竜一