enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 中世

Daisenji Engi (copy)

『大山寺縁起』(だい せん じ えん ぎ)(模写)

 

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額:縦53.0×横79.7cm
本紙:縦62.5×横92.8cm
田楽図額:縦53.5×横110.0cm
田楽図本紙:縦43.0×横79.5cm

原本は鳥取県大山寺の旧蔵。奥書によれば応永5年(1398)に書写されたもので、旧国宝に指定されていたが、昭和3年(1928)4月の火災で焼失した。東京大学史料編纂所に模写があり、本図はこれをもとに展示資料として作成されたものらしい。田楽図は、康和4年(1102)6月に国司の左京進盛光が催した蓮花会に、田楽法師が笛や鼓、腰鼓をもって囃す様子を描く。田植図には、すりささら、鼓、腰鼓、笛をもつ者が田植を囃している姿が描かれている。