本紙:縦126.5×横51.5cm
8世市川団十郎(1823~54)は7世の長男。待望の後継者としてわずか10歳で団十郎を襲名し、やがて天性の美貌と卓抜した演技力で、若くして人気役者となった。初演した当り役に「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の切られ与三郎がある。親孝行者としても評判だったが、32歳で謎の自殺を遂げた。真相をめぐって、彼の人生は伝説に彩られることとなる。当館にはこの墨絵の瓢箪をはじめ、扇面など数点の画作が残されている。
本紙:縦126.5×横51.5cm
8世市川団十郎(1823~54)は7世の長男。待望の後継者としてわずか10歳で団十郎を襲名し、やがて天性の美貌と卓抜した演技力で、若くして人気役者となった。初演した当り役に「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の切られ与三郎がある。親孝行者としても評判だったが、32歳で謎の自殺を遂げた。真相をめぐって、彼の人生は伝説に彩られることとなる。当館にはこの墨絵の瓢箪をはじめ、扇面など数点の画作が残されている。