enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画・特別展

歌舞伎座新開場記念

六世中村歌右衛門展 ―思い出の名舞台―

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毎春開催している六世中村歌右衛門展も今年で9回目となりました。本年は、4月2日の歌舞伎座新開場を記念し、中村歌右衛門(1917~2001)の歌舞伎座での「思い出の名舞台」を振り返ります。
戦火による焼失から昭和26年(1951)に再建した第四期歌舞伎座は、戦後歌舞伎復興の担い手であった名女形歌右衛門の歩みとともにありました。ここで歌右衛門は、再興開場で演じた『籠釣瓶花街酔醒』八ッ橋役と同年4、5月の中村歌右衛門襲名披露時に演じた『京鹿子娘道成寺』花子役を筆頭に、時代物から世話物、所作事から新歌舞伎まで幅広いお役を演じ、人々の記憶に残る数々の名舞台を生み出していきました。
本展では、『籠釣瓶』八ッ橋や『娘道成寺』花子のほか『本朝廿四季』八重垣姫、『隅田川』斑女の前、『壇浦兜軍記』阿古屋など、歌右衛門が歌舞伎座で青年時代から演じ続けた当り役の数々をとりあげ、衣装や小道具のほか舞台写真や公演資料などゆかりの品々をご紹介いたします。歌舞伎座に育てられ、歌舞伎界のリーダーに、また昭和歌舞伎の華となった歌右衛門の足跡をご覧下さい。


会期:2013年3月25日(月)- 4月25日(木)
会場:演劇博物館1F 六世中村歌右衛門記念特別展示室
入館無料

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