46年ぶりに女義が帰ってきた!!
女流義太夫とは、人形浄瑠璃文楽で演奏される音楽・義太夫節を、女性の演者が人形を伴わないコンサート形式で演奏する古典芸能です。江戸時代後期からこの女流義太夫は流行し、特に明治期には大変な人気を博していたことで知られます。本公演は、「近松半二――奇才の浄瑠璃作者」に関連して、近松半二作の傑作『妹背山婦女庭訓』から四段目金殿の段を、女流義太夫の実力者である四代目竹本綾之助師と鶴澤寛也師に演奏して頂きます。邦楽や文楽に馴染みのない初心者の人にもわかりやすく演奏をお楽しみ頂けるように、解説とアフタートーク付きでお送りします。
日時:2022年7月25日(月)14:00~16:00予定(開場13:30)
会場:大隈記念講堂小講堂
出演:竹本綾之助(浄瑠璃)、鶴澤寛也(三味線)
演目:『妹背山婦女庭訓』四段目、金殿の段
定員:150人 ※要事前予約・定員を超えた場合は抽選
申込期間:6月17日(金)10時~7月15日(金)17時
結果発表:7月20日(水)
参加無料
主催:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
▼ 女流義太夫と『妹背山婦女庭訓』四段目について
|解説:原田真澄(演劇博物館助教)
▼ 『妹背山婦女庭訓』四段目金殿の段
|竹本綾之助(浄瑠璃)・鶴澤寛也(三味線)
▼ アフタートーク
|竹本綾之助・鶴澤寛也・原田真澄(聞き手)
四代目竹本綾之助(よんだいめ・たけもと・あやのすけ)
【経歴】
東京都出身、幼少より長唄を習う。
1963年 三代目竹本綾之助に入門、綾一と名乗る
1966年 NHK邦楽技能者育成会第十期卒業
1977年 義太夫協会理事に就任
1986年 豊沢仙広賞受賞
1998年 義太夫協会常任理事に就任
2000年 重要無形文化財義太夫節 総合指定保持者認定
2002年 四代目竹本綾之助襲名
2005年 豊竹嶋太夫門人となる
2011年 旭日双光章受賞
鶴澤寛也(つるざわ・かんや)
【経歴】
東京都出身。
1983年 鶴澤寛八に入門
1993年 豊澤雛代の預かり弟子
2007年 鶴澤清介の預かり弟子
2009年 重要無形文化財義太夫節 総合指定保持者認定
第25回伝統文化ポーラ賞奨励賞など受賞多数
(一社)義太夫協会理事/京都芸術大学非常勤講師
HP:https://tsuruzawakanya.com/