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2023年度シェイクスピア祭演劇講座

『冬物語』の物語/騙り ─シェイクスピア晩年の劇をどう読むか─


 

シェイクスピアの『冬物語』は不思議な芝居です。超自然的な力の介入による現実離れした筋書きや、最終的な家族の再会や和解は他の晩年の劇とも共通しますが、決定的に違うのは、最後の場面で死んでいたはずの人物が甦る(ように見える)ショッキングな結末です。キリスト教的なおとぎ話なのか、観客を騙す新奇なエンターテインメントなのか、『冬物語』の謎に迫りたいと思います。


講師:井出 新(慶應義塾大学教授)
日時:2023年5月19日(金) 18:30~20:30(開場18:00)
会場:小野記念講堂
定員:200人 
※感染状況により変更になる場合があります。
※要事前予約・定員を超えた場合は抽選
参加無料
申込期間:4月12日(水)10:00 ~5月8日(月)17:00
    結果発表:5月12日(金) ※定員を超えた場合抽選
    主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点

※申込の追加受付をいたします。
定員:80人
申込期間:5月10日(水)11:00~ 5月17日(水)17:00
結果発表:5月18日(木) ※定員を超えた場合抽選


【申込みを締め切りました】
 

当日の模様

 
『冬物語』の物語/騙り─シェイクスピア晩年の劇をどう読むか─
※写真をクリックするとイベントレポートをご覧いただけます。


大修館シェイクスピア双書第2集『冬物語』
 
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井出 新(いで・あらた)
慶應義塾大学文学部・英米文学専攻・教授。日本シェイクスピア協会元会長。専門は初期近代イギリス文学・演劇。特に宗教、出版・手稿文化、民衆文化などを研究し、現在は『大修館シェイクスピア双書・冬物語』(近刊・大修館書店)、及び劇作家クリストファー・マーロウの新しい評伝を準備中。最新の論考に「'Studie to inuent new sects of singularitie' –– 1590年前後のピューリタン構築に関する一考察」Shakespeare Journal, Vol.8(日本シェイクスピア協会編、2022)、The Cambridge Guide to the World of Shakespeare(共著、Cambridge University Press, 2016)、“Corpus Christi College, Cambridge in 1577: Reading the Social Space in Sir Nicholas Bacon’s College Plan”, Transactions of Cambridge Bibliographical Society, XV.2 (2015), pp. 279-328等がある。

 

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