会場:演劇博物館2階企画展示室Ⅰ
入館無料
協力:広島県三原市立中央図書館/東京大学付属図書館/
東京大学文学部国語研究室/早稲田大学図書館 他
並木宗輔は、近松門左衛門以降の人形浄瑠璃界を支えた代表的な作者です。いわゆる三大名作「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」の合作者の一人として、最も中心的な役割を果たしたのが並木宗輔でした。この三作をはじめとして、現在もなお文楽・歌舞伎で繰り返し上演される多くの演目は、並木宗輔が関わった作品なのです。にもかかわらず、これまで単独でクローズアップされることはあまりありませんでした。
そこで今回「歌舞伎は無きが如し」といわれた浄瑠璃の黄金時代に活躍した並木宗輔の生涯を、作品を通じてたどり、業績を再認識いたします。あわせて、館蔵の人形浄瑠璃や歌舞伎の資料を展示し、古典芸能の豊穣な世界をご堪能いただきたいと思います。