開館時間:10:00-17:00
休館日:11月20日(水)、27日(水)、12月4日(水)、11日(水)、18日(水)
会場:早稲田大学歴史館 企画展示ルーム(早稲田キャンパス1号館)
入館無料
企画協力:菊地浩平(人形文化研究者)
主催:早稲田大学演劇博物館、新宿から発信する「国際演劇都市TOKYO」プロジェクト実行委員会
助成: 平成31年度 文化庁 地域の博物館を中核としたクラスター形成事業
後援:新宿区、NPO法人日本ウニマ(国際人形劇連盟日本センター)、一般社団法人 全国専門人形劇団協議会
明治以降、ヨーロッパからもたらされた新しい演劇論や人形劇の影響を受けて誕生した、日本の〈現代人形劇〉。本展は、時に過激に、時にキュートに人々の心をつかんできたその魅力と毒性に注目します。
大正期、先鋭的な表現を志す若き新興芸術家らが熱中した人形劇は、戦時下においては戦意高揚の宣伝メディアとなり、戦後は黎明期のテレビを舞台に、社会問題に立ち向かう辛辣な告発者として、その求心力を確かなものとしていきました。そして現在もなお、多様な進化を遂げながら、その活躍の場は拡張しつづけています。
日本の〈現代人形劇〉の成立に大きな影響を与えた「ダーク式糸あやつり人形」といった当館所蔵資料のほか、『ひょっこりひょうたん島』のドン・ガバチョなど実際に使用された人形、舞台写真、上演映像その他貴重な関連資料約40点により、刺激に満ちた〈現代人形劇〉の世界を一望する本展。「やばい」という多面的なことばを手がかりに、人形劇にしか果たし得ない社会的意義や、その表現のもつ可能性について、考える機会となれば幸いです。
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ギャラリートーク
企画担当者によるギャラリートークを開催します。
日時:12月3日(火)13:30-14:00
講師:菊地浩平(人形文化研究者)、飛田勘文(早稲田大学演劇博物館助教)
会場:早稲田大学歴史館 企画展示ルーム(早稲田キャンパス1号館)
参加費:無料
※事前予約不要/会場に直接お越しください
『アグラヴェーヌとセリセット』(1923年)舞台写真
松葉重庸著『躍る人形劇』(芸術学院出版部、1942年)表紙 人形劇の図書館蔵
ドン・ガバチョ人形(ひとみ座『ひょっこりひょうたん島』) ©I/Y・H・NEP
スタジオ・ノーヴァ『青い馬』(再演、1973年)舞台写真 ©有限会社スタジオ・ノーヴァ