本紙:縦44.0×横50.0cm
紙本着色。坪内逍遙が大正11年(1922)に和田率菴なる人物の写本を借り受け模写したもの。原本は正徳5年(1715)の製作であるが、本資料は原本にはない着色が施されている。薪能は奈良興福寺の修二会に由来する神事猿楽で、大和猿楽4座が参勤の義務を負っていた。室町期には、2月5日に「呪師走り」が行われ、翌6日より7日間、4座が立合で猿楽を演じた。本資料には2月7日より7日間との記載があるが、江戸時代に開始が1日遅れになったことの反映。
本紙:縦44.0×横50.0cm
紙本着色。坪内逍遙が大正11年(1922)に和田率菴なる人物の写本を借り受け模写したもの。原本は正徳5年(1715)の製作であるが、本資料は原本にはない着色が施されている。薪能は奈良興福寺の修二会に由来する神事猿楽で、大和猿楽4座が参勤の義務を負っていた。室町期には、2月5日に「呪師走り」が行われ、翌6日より7日間、4座が立合で猿楽を演じた。本資料には2月7日より7日間との記載があるが、江戸時代に開始が1日遅れになったことの反映。