enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 中世

Noh Costume "Karaori"

能装束「唐織」(段替り 虫籠に萩女郎花文様)(のう しょう ぞく から おり)(だんがわり むしかご はぎ おみなえし もん よう)

 

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丈153.0×裄81.2cm

地の経糸を絣(かすり)で締め切り染め分けて、淡鼠色と金茶色という珍しい色彩の段替りとしている。文様には、秋草を代表する萩と女郎花に大きく描かれた虫籠が配されている。若い女性は赤色の入った「紅入(いろいり)」を、中年以後の女性は「無紅(いろなし)」を着用する決まりとなっているが、本資料は「無紅」の唐織で、「砧」のシテなどに用いられる。