丈153.0×裄81.2cm
地の経糸を絣(かすり)で締め切り染め分けて、淡鼠色と金茶色という珍しい色彩の段替りとしている。文様には、秋草を代表する萩と女郎花に大きく描かれた虫籠が配されている。若い女性は赤色の入った「紅入(いろいり)」を、中年以後の女性は「無紅(いろなし)」を着用する決まりとなっているが、本資料は「無紅」の唐織で、「砧」のシテなどに用いられる。
丈153.0×裄81.2cm
地の経糸を絣(かすり)で締め切り染め分けて、淡鼠色と金茶色という珍しい色彩の段替りとしている。文様には、秋草を代表する萩と女郎花に大きく描かれた虫籠が配されている。若い女性は赤色の入った「紅入(いろいり)」を、中年以後の女性は「無紅(いろなし)」を着用する決まりとなっているが、本資料は「無紅」の唐織で、「砧」のシテなどに用いられる。