丈170.0×裄105.0cm
狩衣は元来平安貴族の略装であったが、能では威儀を正した表着として用いられる。裏地のある袷(あわせ)と裏地のない単(ひとえ)とがあり、袷狩衣は主に神体や鬼神などの役に用いる。本資料は単狩衣で、「融」のような殿上人や、「西行桜」など老体の草木の精に用いられる。本資料は、地文様は立涌文様で金平箔、上文様は桜枝文様で銀平箔が用いられ、優美で上品な印象である。
丈170.0×裄105.0cm
狩衣は元来平安貴族の略装であったが、能では威儀を正した表着として用いられる。裏地のある袷(あわせ)と裏地のない単(ひとえ)とがあり、袷狩衣は主に神体や鬼神などの役に用いる。本資料は単狩衣で、「融」のような殿上人や、「西行桜」など老体の草木の精に用いられる。本資料は、地文様は立涌文様で金平箔、上文様は桜枝文様で銀平箔が用いられ、優美で上品な印象である。