全長188.0cm、烏帽子33.0cm
多々良外茂三旧蔵の狂言関係資料のうち、大名出立に必要な装束。通常は段熨斗目、素襖に洞烏帽子を着し、小刀を差す。狂言の大名は、中世の権勢を得た豪族で、和歌の詠めない大名の失敗を描く「萩大名」や、刀を買おうとしてすっぱに騙される「粟田口」など、無知ゆえの失敗を見せる作品が多い。多々良外茂三(1891~1947)は、和泉流狂言師。同流の高島弥五郎、藤江又喜に師事した。同氏の旧蔵資料は、1948年に演劇博物館に寄贈されている。
全長188.0cm、烏帽子33.0cm
多々良外茂三旧蔵の狂言関係資料のうち、大名出立に必要な装束。通常は段熨斗目、素襖に洞烏帽子を着し、小刀を差す。狂言の大名は、中世の権勢を得た豪族で、和歌の詠めない大名の失敗を描く「萩大名」や、刀を買おうとしてすっぱに騙される「粟田口」など、無知ゆえの失敗を見せる作品が多い。多々良外茂三(1891~1947)は、和泉流狂言師。同流の高島弥五郎、藤江又喜に師事した。同氏の旧蔵資料は、1948年に演劇博物館に寄贈されている。