enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 浄瑠璃

Kanadehon chushingura

義太夫節正本 「仮名手本忠臣蔵」(ぎ だ ゆう ぶし しょう ほん かなでほんちゅうしんぐら)

 

縦22.4×横15.8cm

義太夫節正本は1作品まるごとの本文を収めたもので、「丸本」(又は「通し本」)とも称される。掲出の「仮名手本忠臣蔵」は、義太夫節人形浄瑠璃黄金時代の延享・寛延期(特に1745~51年)に初演された3大名作「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」の中でも、最も庶民に受け入れられ、今日までその人気を保ち続けてきた作品。数多くの伝本が残されている。