坪内逍遙、森鴎外、夏目漱石、泉鏡花、谷崎潤一郎、菊池寛、岡本かの子、川端康成 、円地文子、安部公房、三島由紀夫など近代の著名な作家達も、演劇と様々な形で関わってきました。流行した舞台芸術や芸能を愛好し自作に取り入れる作家もいれば、積極的に劇界と関わり、劇作を手掛ける作家も多数いました。
文学作品が舞台化され、映画や歌謡曲に取り入れられたりするなどメディアミックスも盛んに行われており、文学と演劇という領域の重なりは広く、また多岐に渡っています。
演劇博物館創設者の坪内逍遙は、近代文学の成立と近代演劇の発展に大きな功績を果たした人物であり、文学と演劇というふたつの領域を架橋する存在です。逍遙が作りあげた演劇博物館所蔵の資料から、近代文学と演劇の多様な関わりについて紹介したいと思います。
会期:2024年6月7日(金)~2024年8月4日(日)
開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
休館日:6月19日(水)、7月3日(水)、17日(水)
※日程は都合により変更する場合がありますので、最新情報は当館ホームページをご確認の上ご来場ください。
会場:早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室・2F 企画展示室Ⅱ
入館無料
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
▼展覧会 information
ゲーム「文豪とアルケミスト」とのタイアップ企画として、演劇博物館に坪内逍遙の等身大パネルを展示します。
また、展示期間中のご来館記念としてオリジナルしおりを進呈。描き起こしのオリジナルクリアファイルも販売しています。
*数に限りがございます。なくなり次第終了いたします。
*画像はイメージです。実際の商品とは多少異なる場合がございます。
・【配布終了】来館者限定ノベルティ オリジナルしおり
*しおりは配布予定数を終了しました。皆様ありがとうございました。
・A4サイズ 描き起こし オリジナルクリアファイル ¥500(税込)
展示室内で充実した内容のリーフレットを配布中です。
※尚、リーフレットはなくなり次第配布終了となります。
詳細は刊行物のページから。
▼関連イベント
特別展「文豪×演劇―エンパクコレクションにみる近代文学と演劇の世界」関連イベント
坪内逍遥×坪内逍遙―『文豪とアルケミスト』から辿る文豪たちの世界
日時:7月12日(金)19:00-20:30(開場18:30)
会場:大隈記念講堂小講堂
出演:谷口晃平(プロデューサー)
児玉竜一(早稲田大学教授、演劇博物館長)
赤井紀美(東北大学准教授)
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
※詳細はこちら
田中良舞台装置図「坂崎出羽守」(山本有三作)
森鴎外自筆・坪内逍遙朱註「マクベス」稿本
三島由紀夫書き入れ_文学座公演「トスカ」上演台本
花柳章太郎使用 新派舞台「不如帰」浪子の打ち掛け(山川秀峰手書き)
ヨーゼフ・カインツのデスマスク