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発行日:2020年9月28日
発行元:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
仕様:A5 / 124ページ / カラー ・モノクロ/日本語
価格:1,500円(税込)
2010年代には、性的マイノリティの生きた経験を描く映画作品やテレビドラマが「LGBTブーム」を契機に次々と製作・公開され、セクシュアリティやジェンダーの「普通」を作り出す権力構造について考え、問う機会が増えた。これらの作品が誕生するに至るまで、日本の映像文化はどのような軌跡を歩んできたのか。企画展関連図録は、戦後から2020年代までの映像作品や映画祭に関する図版に加え、歴史・社会言説・表象・実践に関する充実した論考を掲載している。本書が示す様々な視点から、来場者・読者がそれぞれの視点を育み、過去から現在、現在から未来への歴史を繋ぎ合わせていただければ幸いである。
= 目 次 =
展覧会概要
ごあいさつ
謝辞
展覧会趣旨
図版
第1章 戦後日本映画を読み直す
第2章 日活ロマンポルノと薔薇族映画にみる性のカタチ
第3章 1980年代〜1990年代 エイズ・パニックと「ゲイ・ブーム」以前以後
第4章 ニュー・クィア・シネマの到来と映画祭の隆盛
第5章 ゼロ年代以降の国内メディアとLGBTQ+
第6章 性的マイノリティの老いと若さを考える
論考・年表・参考文献・展示リスト
「クィア・シネマの現在」菅野 優香
「「最近はLGBTをテレビや映画でよく見かけるし、時代は変わったよね」と言いたい人への8つの問い」森山 至貴
「経験と言葉が葛藤する身体──『POSE』と『親密さ』のトランスジェンダー女性表象をめぐって」鈴木 みのり
「BLが描く、男同士の<ライフ>」堀 あきこ
「ノーマルスクリーンという上映活動を続けて」秋田 祥
「あの虹に届くまで、りんごの木を植えつづける」久保 豊
年表
参考文献
展示リスト
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