縦23.6×横13.7cm
元禄14年(1701)7月、江戸森田座上演。元禄時代の台本は残されていない。しかし、絵入りで詳細な筋書きを記した「絵入狂言本」の版行により、その内容を窺い知ることが出来る。本図には、蛇体となった女主人公が宙乗りで鐘から登場する演出が描かれており、元禄期の若女方が、軽業芸をともなった怨霊事を演じたことが知られる。こののち時代を経るに従って、女方芸から軽業は消滅していった。
縦23.6×横13.7cm
元禄14年(1701)7月、江戸森田座上演。元禄時代の台本は残されていない。しかし、絵入りで詳細な筋書きを記した「絵入狂言本」の版行により、その内容を窺い知ることが出来る。本図には、蛇体となった女主人公が宙乗りで鐘から登場する演出が描かれており、元禄期の若女方が、軽業芸をともなった怨霊事を演じたことが知られる。こののち時代を経るに従って、女方芸から軽業は消滅していった。