本紙:縦89.0×横39.0cm
1973年6月明治座上演時の押隈。河竹黙阿弥作「連獅子」は、能「石橋」をもととし、前半は手獅子を持った2人の狂言師が「獅子の子落し」の逸話を踊る長唄舞踊である。親が子を厳しく、情愛をもって育てるという内容が、芸道伝承の姿勢に重ねあわされることから、実の親子で演じられることが多い。初世辰之助は2世松緑の長男、後継者として藤間流勘右衛門派の家元でもあったが、1987年に40歳の若さで急逝した。そのあまりに早い死が惜しまれ、3世松緑の名を追贈されている
本紙:縦89.0×横39.0cm
1973年6月明治座上演時の押隈。河竹黙阿弥作「連獅子」は、能「石橋」をもととし、前半は手獅子を持った2人の狂言師が「獅子の子落し」の逸話を踊る長唄舞踊である。親が子を厳しく、情愛をもって育てるという内容が、芸道伝承の姿勢に重ねあわされることから、実の親子で演じられることが多い。初世辰之助は2世松緑の長男、後継者として藤間流勘右衛門派の家元でもあったが、1987年に40歳の若さで急逝した。そのあまりに早い死が惜しまれ、3世松緑の名を追贈されている