縦160.5×横254.0cm
国内に残る現存最古の絵看板で、寛政5年(1793)7月江戸河原崎座上演時のもの。劇場の表を飾る絵看板は、元禄期以来、ながく鳥居派による製作が決まりであった。鳥居家4代の清長(1752~1815)はすらりとした美人画が有名だが、歌舞伎の画作でも活躍を見せ、特に役者絵では浄瑠璃の演奏者をともに描く「出語り図」の新形式を生んでいる。本図は剥落や破れはあるものの、清長の肉筆としても貴重である。
縦160.5×横254.0cm
国内に残る現存最古の絵看板で、寛政5年(1793)7月江戸河原崎座上演時のもの。劇場の表を飾る絵看板は、元禄期以来、ながく鳥居派による製作が決まりであった。鳥居家4代の清長(1752~1815)はすらりとした美人画が有名だが、歌舞伎の画作でも活躍を見せ、特に役者絵では浄瑠璃の演奏者をともに描く「出語り図」の新形式を生んでいる。本図は剥落や破れはあるものの、清長の肉筆としても貴重である。