本体部:縦101.0×横45.5cm
初期歌舞伎の面影を伝える資料で、若衆の代表芸であった「大小の舞」の舞姿を描く。金烏帽子を着し太刀を佩き、背には大きな御幣と開いた扇を挿す。類似の作品がMOA美術館や東京国立博物館などにも所蔵されているが、本資料は紙本でなく、板に描かれているのが珍しい。制作年代や絵師名など詳細は不明ながら、もと岡山県津山市にあったもので、奉納絵馬とも考えられる。中性的な美しさをたたえているところに魅力があり、若衆歌舞伎を題材とする数少ない絵画資料である。
本体部:縦101.0×横45.5cm
初期歌舞伎の面影を伝える資料で、若衆の代表芸であった「大小の舞」の舞姿を描く。金烏帽子を着し太刀を佩き、背には大きな御幣と開いた扇を挿す。類似の作品がMOA美術館や東京国立博物館などにも所蔵されているが、本資料は紙本でなく、板に描かれているのが珍しい。制作年代や絵師名など詳細は不明ながら、もと岡山県津山市にあったもので、奉納絵馬とも考えられる。中性的な美しさをたたえているところに魅力があり、若衆歌舞伎を題材とする数少ない絵画資料である。