縦23.0×横16.5cm
元禄12年(1699)1月正本屋喜右衛門版、安楽坊著の役者評判記。坂田藤十郎を座本とする京都都万太夫座の連名を巻頭に据え、続いて藤十郎ほか若女方の霧波千寿、立役の柴崎林左衛門など計8名の芸評を記す。連名には役者に加え、「狂言作者 近松門左衛門」の名が見え、藤十郎と提携した歌舞伎作者としての近松の活躍が窺える。挿絵も、数少ない藤十郎の舞台姿を伝えるものとして貴重。本書は原本所在が長らく不明であったが、1995年に演劇博物館の収蔵となった。
縦23.0×横16.5cm
元禄12年(1699)1月正本屋喜右衛門版、安楽坊著の役者評判記。坂田藤十郎を座本とする京都都万太夫座の連名を巻頭に据え、続いて藤十郎ほか若女方の霧波千寿、立役の柴崎林左衛門など計8名の芸評を記す。連名には役者に加え、「狂言作者 近松門左衛門」の名が見え、藤十郎と提携した歌舞伎作者としての近松の活躍が窺える。挿絵も、数少ない藤十郎の舞台姿を伝えるものとして貴重。本書は原本所在が長らく不明であったが、1995年に演劇博物館の収蔵となった。