enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Ehon of Original Paintings of Scenes from Kabuki Plays

肉筆 『寛延期江戸芝居狂言画本』(にくひつ  かん えん き え ど しば い きょう げん え ほん)

 

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縦23.7×横17.5cm

寛延年間(1748~51)の江戸歌舞伎三興行(寛延2年1月中村座「男文字曽我物語(おとこもじそがものがたり)」、同3年1月市村座「通神鵆曽我(かようかみちどりそが)」、同7月中村座「名手本四十七文字(かなでほんしじゅうしちもじ)」の内容を、68丁にわたり肉筆彩色で描いた絵本。画中には主な配役とともに、場面ごとのセリフも書き加えられている。台本はもちろん、番付もほとんど残されていない18世紀前半の歌舞伎について、上演内容を知る重要な手がかりとなる資料。明治時代随一の演劇研究家、関根只誠の旧蔵品である。