enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画・特別展

早稲田大学演劇博物館 企画展

六世 中村歌右衛門展-私の愛したお役ー

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会期:2011年3月25日(金)~2011年4月25日(月)
会場:演劇博物館六世中村歌右衛門記念特別展示室
入館無料

六世中村歌右衛門(1917~2001)は、中村福助(六世)、中村芝翫(六世)の名跡を経て、中村歌右衛門を襲名した二十世紀を代表する名女形です。大正十一年に六歳で初舞台を踏んでから、十五歳で『京鹿子娘道成寺』を初演して以来、女形を“宿命”とし、生涯を歌舞伎にささげました。誰もが認める芸格と気品で、八十年にもおよぶ舞台生活では立女形として数多くの役を手がけました。役柄の領域はひろく、代表的な当たり役だけでも
『伽羅先代萩』、『壇浦兜軍記』、『籠釣瓶花街酔醒』、『京鹿子娘道成寺』、
『沓手鳥孤城落月』と、時代物、世話物、舞踊から新歌舞伎まで多岐にわたります。
本年は六世中村歌右衛門が永逝されてから、十年目にあたります。今回の展示では、-私の愛したお役-と題して「政岡」、「戸無瀬」など“片はずし”の役々を中心に、河村家よりご寄贈いただいた貴重な資料をご紹介し、歌右衛門丈の軌跡をたどります。

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