enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画・特別展

早稲田大学演劇博物館 特別展 シェイクスピア戯曲全37作品翻訳記念

Words, words, words.―松岡和子とシェイクスピア劇翻訳

 

 2020年12月、松岡和子さん(翻訳家・演劇評論家)がシェイクスピア37戯曲を完訳しました。シェイクスピア劇全作品の翻訳という点では、坪内逍遙訳、小田島雄志訳に続く偉業です。2022年9月には、コロナ禍により一部の公演が中止となった『ヘンリー八世』(彩の国シェイクスピア・シリーズ、吉田鋼太郎演出)が再演予定、2022年12月下旬からは同シリーズ『ジョン王』が上演される予定です(2022年8月現在)。新聞、テレビ、雑誌などでも松岡さんの様々な特集が組まれていますが、その翻訳活動に焦点をあてた展示は未だ日本で行われていません。
 特別展「Words, words, words.-松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」では、松岡さんがシェイクスピアの言葉と向き合ってきた日々の軌跡を、直筆翻訳ノート、翻訳原稿、上演台本などを通してたどります。ゆかりの深い演出家や俳優とのエピソードも舞台写真やチラシ、ポスターと共に紹介する他、松岡さんが特に大切にしている『夏の夜の夢』上演台本(ジョン・ケアード演出、新国立劇場、2007)も本邦初公開予定です。松岡さんのシェイクスピア劇翻訳は、ページとステージを行ったり来たりしながら進化し続けています。本展は、その翻訳の魅力を広く紹介し、松岡さんが日本のシェイクスピア劇受容・翻訳・上演史に加えた新たな1ページを未来へ繋いでいくことを目指しています。

ダニエル・ガリモア教授からのコメント

寄稿・エッセイ


会期:10月1日(土)〜2023年1月22日(日)
開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
休館日:10月5日(水)、26日(水)、11月3日(木・祝)、4日(金)、9日(水)、23日(水・祝)、12月7日(水)、12月26日~2023年1月9日(月・祝)、18日(水)
※日程は都合により変更する場合がありますので、最新情報は当館ホームページをご確認の上ご来場ください。
会場:早稲田大学演劇博物館 1階 特別展示室
入館無料
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
協力:スーパーグローバル大学創成支援事業 早稲田大学国際日本学拠点

※「来館にあたってのお願い」をご確認のうえご来館ください。


▼関連企画
「Words, words, words.――松岡和子とシェイクスピア劇翻訳」
オンライン展示

当館の特別展会場を覗きにいらした気分で、ぜひお楽しみください。

Webページ:https://enpaku.w.waseda.jp/ex/17183/


▼関連イベント
「ページとステージ行ったり来たり
――シェイクスピア劇全37作品の翻訳を終えて」

日時:10月17日(月)18:30-20:30(予定)
会場:小野記念講堂
講師:松岡和子(翻訳家・演劇評論家)
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
※詳細はこちら


▼関連イベント
「今を生きるシェイクスピア
――第7世代実験室 in Enpaku」

日時:11月18日(金)18:30-20:30(予定)
会場:小野記念講堂
出演(予定):内田健司(俳優)、周本絵梨香(俳優)、高橋英希(俳優)
特別ゲスト:松岡和子(翻訳家・演劇評論家)
主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
※詳細はこちら



松岡和子個人全訳シェイクスピア全集 全33巻(ちくま文庫)
 

松岡和子 翻訳メモ
 

彩の国シェイクスピア・シリーズ台本
 

舞台写真「シンベリン」(2012)©渡部孝弘
 

舞台写真「リチャード二世」(2015)©宮川舞子
 

その他の企画・特別展